頭の中で考える力「ワーキングメモリ」を家庭で育てよう

ワーキングメモリってなに?

ワーキングメモリとは、頭の中で「今必要なこと」を覚えて使う力のことです。

たとえばこんなときに使います:

  • 「赤いクレヨンで丸を描いて、次に青で三角を描く」
  • 「おままごとでご飯をよそって、スプーンを置く」
  • 「順番におもちゃを並べる」

ワーキングメモリがあると、やることを順番どおりに覚えたり、遊びや勉強をスムーズに進めたりできます。


ワーキングメモリが弱いと?

もしワーキングメモリが少し弱いと…

  • 「あれ、次なにやるんだっけ?」と忘れやすい
  • 遊びや作業の途中で混乱する
  • 順番やルールを守るのが難しい

ということが増えるかもしれません。


家庭でワーキングメモリを育てる遊び

難しい勉強をする必要はありません。
遊びながら少しずつ鍛えることができます。

1. 積み木

「赤を上に、青を下に」と順番を覚えて積むことで、頭の中で考えながら手を動かす練習になります。

2. 型はめパズル

「丸→三角→四角」と順番を覚えてはめる遊びは、記憶と手の動きを同時に使う練習です。

3. おままごと

「ご飯をよそって→お皿に置く→スプーンを渡す」と、順番に動くことでワーキングメモリを使います。

4. 絵合わせカード(神経衰弱)

前にめくったカードの場所を覚えて同じものを探す遊びは、頭の中で情報を覚える練習になります。


家庭で遊ぶときのポイント

  • 少しだけ頭を使う遊びを選ぶ
    簡単すぎても難しすぎても効果がありません。
  • 「できた!」をたくさん褒める
    成功体験は次の挑戦への自信になります。
  • 日常の中でも取り入れる
    お手伝いや片付けも、順番を覚える遊びにできます。

まとめ

ワーキングメモリは、遊びや勉強、生活すべてに役立つ大事な力です。

家庭内での遊びや日常の中で少しずつ練習するだけで、自然に伸ばすことができます。

焦らず、楽しみながら、少しずつ挑戦してみましょう!

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